うわ、やっちゃってる…。皮膚科医は「絶対やらない」顔たるみを招くNG習慣

テレワークやマスク生活の影響で表情筋を使う機会が減り、心配なのは肌のたるみ。肌は一度たるんでしまうと、自己流のケアで元に戻すのは難しいそう。

若いうちから知っておきたい予防策を、皮膚科専門医の土屋佳奈先生にうかがった。

たるみを招くNG習慣

肌のたるみの原因は、加齢のほか、紫外線やストレスの影響などさまざま。土屋先生によると、日常の無意識な仕草も、たるみを引き起こす要因になり得るのだという。

パソコンやスマホを使う姿勢

パソコン作業などで猫背になってしまっているひとを多く見かけます。猫背は顎が前に突き出す姿勢になって、顔の筋肉が下方向に引っぱられがち。このような状態が長く続くと、みるみる顔のたるみを招いてしまいます。

コメント: 土屋佳奈先生

普段からデスクワークが多いひとはもちろん、テレワークなど他人の目線がない環境で気がゆるみ、つい姿勢が崩れてしまっているひとは要注意。

また、スマホを見る姿勢にも注意を促す土屋先生。

スマホはわたし達の日常に欠かせないものですが、スマホを見るためにうつむいた状態が長く続くのは、猫背と同じく、顔が下方向に引っぱられてたるみの要因に。スマホは目線がまっすぐになる位置まで高く持ち、背中が丸まった姿勢にならないよう気をつけましょう。

コメント: 土屋佳奈先生

仕事でもプライベードでも、スマホを見る時間が圧倒的に多い現代人。間違った姿勢の影響で顔が老けた印象に見える“スマホ顔”という言葉も出てくるほど。

日々の何気ない仕草から知らぬ間にたるみを招いてしまわないよう、今日から意識しよう。

あわせて、パソコンやスマホから発せられるブルーライトにも気をつけて。

ブルーライトは肌の深部に届き、たるみを引き起こす原因になることも。パソコンやスマホにはブルーライトカットのシートを貼るなどの対策がおすすめです。

また、たるみケアには紫外線対策も重要。外出しない日でも、日焼け止めを塗りましょう。

コメント: 土屋佳奈先生

自己流マッサージ

フェイスラインのケアにローラーマッサージを使っているひとも多いのでは?実は肌のうえからコロコロするマッサージも、使い方を誤ると逆にたるみを誘発してしまうのだそう。

ローラー器具や自身の手を使った自己流マッサージは、ゴリゴリと力を入れて行うのは絶対にNG。外からの強い刺激を受けると、肌の弾力を支えるコラーゲン繊維が傷んでしまう危険性があるからです。

また自己流マッサージは、肌表面をこすらないよう気をつけることもマスト。摩擦や刺激は、肌トラブルの原因となるリスクがあるので注意しましょう。

コメント: 土屋佳奈先生

自己流マッサージを習慣にしているひとは、ついつい力が入ってしまっていないか、改めて見直してみて。

肌をこすらず電気の刺激によって表情筋をケアする“EMS美顔器”を取り入れるのもひとつの手。クリニックに行くのが難しいひとは、日頃のケアとして取り入れてみては。

先生が大事にしている運動&食習慣

何気ない習慣の積み重ねから発生することもある、顔のたるみ。皮膚科専門医である土屋先生自身が、普段から気をつけていることについてうかがった。

定期的な全身運動は意識して行っていますね。また、顔の血行がよくなるよう、ゆっくり首を回したり、耳を掴んで動かしたり、凝り固まった頭皮をほぐしたりといったストレッチを習慣にしています。

コメント: 土屋佳奈先生

土屋先生によると、過剰な顔の筋トレは、かえってシワやたるみの原因になる恐れもあるそう。間違った方法で行わないよう注意して。

あとは、食事も気をつけています。忙しいとつい炭水化物が多くなりがちですが、新しい細胞の元となるたんぱく質を中心に、さまざまな栄養素をバランスよく。

血糖値を急激に上げない工夫も大切です。体内に余分な糖があふれて起こる“糖化”は、たるみの原因になることがあります。

コメント: 土屋佳奈先生

運動や食事は日々の心がけが重要。土屋先生の習慣に習おう。

たるみ予防のためのスキンケア

「本格的にたるみが出てしまうと、化粧品で対処するのは難しい」と、土屋先生は話す。化粧品は予防的に使うもの。今のうちからスキンケアで意識したいポイントとは。

セルフでのスキンケアなら、シワ改善効果が期待できる化粧品を取り入れるのも選択肢のひとつです。代表的な成分は“レチノール”。効果を求めるなら、有効成分の配合が認められた医薬部外品を試すとよいでしょう。合う合わないを含めて自分の肌と相談しながら、化粧品でのスキンケアを習慣にしてみてくださいね。

コメント: 土屋佳奈先生

未来の肌を作るのは今の自分。姿勢や、糖化予防を意識した食事、スキンケアで、たるみを寄せつけない習慣を身につけよう。

取材協力 皮膚科専門医 土屋佳奈先生
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。つちやファミリークリニック浅草院院長。1日に100人以上の肌悩みと向き合う。「全て自ら試す!」がモットーの自称皮膚オタクで、肌そのものの力を信じ、トラブル無縁の赤ちゃん肌を目指す親切な診断が好評。肌への摩擦を少しでも軽減する「ミニマムスキンケア」を提唱。

土屋佳奈|専門家|株式会社SDM (スターダストマーケティング) (s-d-m.jp)



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皮膚科専門医
土屋佳奈

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。つちやファミリークリニック浅草院院長。1日に100人以上の肌悩みと向き合い、「全て自ら試す!」がモットーの自称皮膚オタク。

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