• 心地よく暮らす、ということ。STORYのある女

自分らしい「愛する器」を集めたい!スタイルのあるひとの“MYルール”と御用達SHOP

おうちで家族や友人と食事をする機会が増え、食卓を彩る「器」の大切さを感じるいま。食器棚に並ぶ器をふり返ってみると、まるで自分の人生が反映されているよう。

選りすぐりの器だけを食器棚に並べ、愛する器と暮らしているのはライフスタイリストの大田由香梨さん。スタイルのあるひとの"器MYルール"を教えてもらった。

器も、自分らしさを大事に

出典: 大田 由香梨さん

大田さんが持っている器の中で、特に思い入れがあるのは「自分の手でつくったもの」。旅先で愛するひとと一緒につくった器はかけがえのない一品。

相方と旅先で窯元体験があると立ち寄ってつくったのが、お茶碗や湯呑み、そして深皿。

いまは各地で地元のひとと交流できる場所が増えてきていますが、10年ほど前はそういう場所はあまりなく。地元のひとに教えてもらいながらいろんな会話ができるのが、地元の陶芸教室だったのです。

コメント: 大田 由香梨さん

出典: 大田 由香梨さん

地元のひとと話すことは旅の延長で学ぶことがあり、さらにつくった器が後日送られてくることも素敵。つくった日の日付を器に入れると、お土産をただ買うよりも強く思い出に残ります。

コメント: 大田 由香梨さん

出典: 大田 由香梨さん

岡山備前焼の窯や沖縄やちむんの窯で焼いた器は、10年以上たったいまも大田さんの食器棚に。

裏の日付を見ると、2008年や2011年のものも。これまたキュンとしますね♡これからも大切に長く使っていきたいです♡

コメント: 大田 由香梨さん

大田さんの器MYルールは「長く使うこと」

出典: 大田 由香梨さん

大田さんが最も大切にしている器MYルールは「長く使うこと」。その上で、TPOに合わせて器を使い分け。

長く使うことをイメージしているので、割れてしまったらまた買い足せるように、来客時などに数が必要な取り皿やプレートは、スタンダードなブランドやベーシックなものを購入して揃えています。使用頻度が高いのは「HASAMI PORSELAIN」。

コメント: 大田 由香梨さん

出典: 大田 由香梨さん

家での料理は和食が多く、大好きな作家さんのお皿を集めていたら、自然と和食器が中心に。和食器にパスタなど洋食をのせることも。写真はENCOUNTER Madu Aoyamaで購入した石川裕信さんの作品。

大きな器や、深皿は大好きな作家さんの一点ものを買うこともしばしば。大皿、中皿、深皿、取り皿、豆皿、茶碗、お椀、基本的なサイズの器が2パターンくらいあり、その日の気分でどちらにするかを決めています。

コメント: 大田 由香梨さん

出典: 大田 由香梨さん

大田さんの食器棚は色分けされていて、白・黒・茶、そしてのレイアウト。ベーシックなカラーは料理を引き立て、ミックスで使っても◎。数多くの器を集めるのではなく、愛する器だけを長く使うのが大田さんのスタイル。

小さな食器棚の中で白の集積、黒の集積、といったように並んでいます。ビビットな色の器は家になく、柄ものは沖縄など青の釉薬を使った青の器だけがありますね。

コメント: 大田 由香梨さん

自分らしい「愛する器」と出会えるかも。おすすめショップ集

眺めるたび、使うたび、自分らしさや自身のスタイルを実感できる器と出会いたいもの。大田さんにおすすめいただいたショップがこちら。目で見て触れて感じられるリアルショップや便利なオンラインショップで、あなたの感性をくすぐる自分らしい器を探してみて。

#Playmountain

出典: Playmountain

Playmountainはオリジナル家具を中心に現代デザイナーによるさまざまなプロダクツや工芸品が並ぶお店。海外デザイナーの作品でも、日本の家屋に合うような器に出会える。

千駄ヶ谷にある、わたしが愛するお店。海外、国内の作家さんの器があり、とっても素敵な波動のものばかり。オンラインショップでも購入できるのでおすすめですよ!

コメント: 大田 由香梨さん

▶︎Playmountain

#Madu

出典: Madu

「美味しい食卓、ここちよい暮らし」をコンセプトに全国展開している「Madu」。大田さんが足繁く訪れるのは胸が踊るような器を取り揃えている「ENCOUNTER Madu Aoyama」。

表参道にある、ギャラリー的な作家さんの器なども扱う素敵なお店。近くに行くと覗いています♡

コメント: 大田 由香梨さん

▶︎Madu

#TOKITOIRO

出典: TOKITOIRO

TOKITOIROは国内作家の器を中心に磁器や陶器を販売しているオンラインショップ。どれも「ひとの手」を感じられるような温かみのある器ばかり。

佐賀県有田で生まれ育った友人がお手伝いをしている器屋さんです。ずっと、高級レストランの器などをセレクトして販売をしていたので、作家さんとのコネクションが光るとっても素敵なラインナップです。

コメント: 大田 由香梨さん

▶︎TOKITOIRO

#HASAMI PORCELAIN

出典: HASAMI PORCELAIN

窯業で有名な長崎県波佐見町。「HASAMI PORSELAIN」は伝統的な波佐見焼をデザイナー篠本拓宏さんのディレクションにより、現代になじむテーブルウェアへと再解釈したブランド。

ベーシックな器を探しているひとにおすすめの器。よく使用するのは、ストックもできて、使い心地も安定感のある「HASAMI PORSELAIN」のプレート。お客様がいらっしゃったときは、これをそれぞれの席に置いておもてなしをしております♡

コメント: 大田 由香梨さん

#西の原

出典: 西の原

大田さんが自分らしい器を探す旅としておすすめしてくれたスポットが長崎県波佐見町の「西の原」。おしゃれなカフェ・レストラン・雑貨屋などが立ち並び、「南創庫」ではHASAMI PORSELAINをはじめさまざまなブランドの器が購入可能。

「西の原」は楽しい器の旅ができる場所です。昔の焼きもの工場群を改修し、グロッサリー、器、カフェなどが集まっています。クラシックといまっぽさの融合がおしゃれ。

コメント: 大田 由香梨さん

▶︎西の原

数年かけて「一生使える器」を有田の窯元さんと制作中!

現在、大田さんは「一生使える器」を佐賀県有田町の窯元さんと一緒に制作中なんだとか。そこには大田さんらしい、環境のことを思った背景が。

実は、ここ数年。有田に定期的に通っています。それには理由があって。いま、とある窯元さんとご一緒につくらさせていただいているんです。完成は来年の春予定。いまからとっても楽しみです。

有田に通うことで学びが多くありました。器は土に還りそうですが、一度焼いてしまうと土に還らず、ゴミになってしまいます。例えば縄文土器のように。そこで、たくさん集めるのもいいけれど、「一生使える器」をつくろうと思ったのです。

器を大事にしてもらえたら。リサイクルやみんなで使い回して長く使うことを意識できるような販売方法ができたらいいなと。

コメント: 大田 由香梨さん

いつも一緒に暮らしているものだからこそ、人生をかけて集めていきたい「自分らしい器」。想いをもって購入した器は、もはや自分の分身。大田さんおすすめのショップで、運命の器を探してみては。

取材協力 Stylist/大田由香梨

Channelバックナンバー

心地よく暮らす、ということ。STORYのある女

配信日:火曜日(不定期)

積み重ねて生きていきたい女性のための、衣・食・住 ストーリーの描きかた

text : あゆみ

supervised by

クリエイティブディレクター / ライフスタイリスト
大田 由香梨

スタイリストとして活動をスタートさせた後、ヴィーガンカフェ経営など、衣食住<ライフスタイル>をスタイリングする”ライフスタイリスト”として活動。
by.Sチャンネル「心地よく暮らす、ということ。STORYのある女」で火曜日(不定期)配信中!

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